レスキュー


酒気帯び登山はやめよう

お酒が好きな人には酷だと思うが、それでもなお行動中の飲酒は危険である。頂上へついて飲むビールが最高だとおっしゃる御仁も多いがやっぱり危険である。山道からの転落事故や道迷いなどは飲酒がかなり大きなウエイトを占めているのではないだろうか。飲酒運転、酒気帯び運転はご法度で同乗者も責任を問われる昨今、山も同じである。自分が飲酒しないのは当然のことで、忠告しても飲酒をやめない人とは同行しない勇気も必要だ。

目的地の変更はやめよう
登山は綿密に計画し、大胆に行動することが必要だ。そして計画書を作成して、最寄の機関や家族に残しておかなければならない。ところが綿密に計画して計画書をキチンと作ってしかるべき提出をしている人でも得てして現地で計画とは違うルートに変更したり、ひどいのは目標の山を替えてしまうことを見受ける。これでは何のために綿密な計画をたて、計画書を作成し、提出したのかわかならない。
調査していない山に計画書もなく何処に行くかも言わず入るくらい危険なことはない。目的の山が予定より早く終わったときや何らかの事情で登れなかったとき折角来たのだから、折角時間が余ったのだから、折角・・・折角・・・勿体無い・・と誘惑されがちだが勇気をもって計画外の登山を断念しなければならない。なぜなら自分の計画が甘かったのだから!
酒気帯び登山と目的地変更登山が山の事故や行方不明の切っ掛けになっていると考えるのは無理があるだろうか?

自力下山が困難だと思ったら
むやみやたらに他人に頼ったら登山の醍醐味が半減する。が、危険を回避するためには人に協力を求めよう。通りがかりの人、小屋の人、そして救急機関に救助を依頼する。そのための道具として携帯電話は有効だ。最近の登山者はすぐ救助依頼するとの批判もあるが我慢してダメージを拡大したり危険に陥るよりはるかに良い。その分反省をシッカリして二度と同じ過ちをしないことが大事だ。またお世話になった人にはキチンとお礼を言おう。
ヘリコプターの救助が必要だと判断したら119番に連絡しよう


他人を救助するときは
親切とお節介は紙一重、受け取り方によって違う。そして喉もと過ぎればなんとやら!・・・助かった後で文句を言う人もいるとか。。これは山でも世間でも変わらない。困っていそうな人に会ってもすぐに行動しないで以下の手順を踏もう。

@お手伝いすることはありますか?と本人や同行者に聞く。 → お願いします。と言われたら

A何をして欲しいか聞く。 → 答えが無かったら

Bこうした方が良いと思うことを提案する。→特に費用が発生する場合、ダメージを与える場合はキチンと伝え了解をもらう。

C周りにいる人に協力をお願いする。 →決して無理強いはしない。 

縦走路での救助

 応急手当

 搬送
  人一人を運ぶのは並大抵ではない。出来るだけ大勢で、出来るだけ近くに、出来るだけ楽で安全な方法で運ぼう。
  搬送する場所はヘリがホバリングできる比較的平らで風や雪、雨を避けられるところを選ぶ。


  救助要請
  @まず、自分のいる位置を他人に分かるように性格に把握しよう。
    何処何処から何処をどちらに何メートル(歩いた時間は人により違うので不正確)行ったところで近くに何々がある。あるいはGPSを持っていれば緯度経度。

  A状況を把握しよう。本人の怪我や疲労の状態(意識があるか、話せるか、歩けるか)、救援者は何名いるか、テントや食料、燃料など。

  B氏名、住所などの把握

  C以上を紙に書いて伝えよう。

岩場・沢登りでの救助

岩場からの脱出

@まず、自分が自由になる。
パートナーとザイルで繋がったままでいても仕方ありません。パートナーの墜落を食い止めたら自分が自  由にな
った上で次の行動を考えます。

A状況の把握。出来るだけパートナーの近くに行き怪我やダメージを確認し本人を安心させます。手当てや勇気付けをして一緒に脱出行動が出来るか、自分だけでやるのかなど計画を立てます

B救助要請:あらゆる手段を使って救助要請をします。

C移動 :安全な場所までパートナーを移動させます。




                                                                                                                                      NET山岳会”HALU”

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送