仙丈岳・駒ケ岳(kana編) 


12月31日
2時頃自宅を出発。mikkoさん、UCONさん、TAKEさんを順にピックアップしS.ALPSさん、HIMEさんとの待ち合わせ場所の仙流荘に向かう。途中道を間違えたりして時間をロスしてしまい待ち合わせの時間に1時間遅れて到着。(S.ALPSさん、HIMEさんスミマセンでした)戸台の駐車場に向かう。駐車場は既に沢山の車が止まっていた。今シーズンは全国的に大雪に見舞われているので雪で苦労するかと覚悟をしていたが以外にも戸台の周辺は雪が全く残っていない。又、上部でもほとんど残っていないという情報だったので用意したスノーシューはそのまま車内に置いてゆくことにした。じゃんけんで共同装備を分担し荷造りして出発。自分の荷物は約20Kg程度だろうか。結構ずっしりくる。バテないか心配だ。。しかし山岳写真家であるTAKEさんのザックを持たせてもらうと比べ物にならないくらい重かった。しかし本人は余裕。さすがだ。長い川原と八丁坂を越えて北沢峠に向かう。八丁坂は単調な樹林帯だがの天気も良く木漏れ日が気持ちいい。北沢峠に到着するとS.ALPSさん、HIMEさんの小屋泊まり組とUCONさん、TAKEさん、MIKKOさん、KANAのテント泊組に別れる。テント泊は北沢長衛のサイトに幕営だ。テントサイトはすぐ前に小屋とトイレもあって快適(ペーパーも完備)。既に十数張りのテントが張られていたがスペースには十分余裕があった。サイトの中央の木製のベンチの前にテントを張ることにする。設営を終え、テント内の装備をそれぞれ整理する。大人数のテント泊未経験の自分には5人用のテントとはいえ4人でのテント泊は装備で場所をとるため結構窮屈に感じる。果たしてコレで寝る場所があるのだろうか??整理を終え次は雪からの水つくりだ。雪山には水場が無い為雪を溶かして水を調達する。これも初めての経験だった。あまり雪が無かったがトイレの前に吹きだまりがあったのでそこからビニールで雪を取る。バーナーで雪を溶かして水を作ると水中には木片や葉っぱ他、様々な物体が浮遊、沈殿していた。下界では到底口にすることは出来ないがここは雪山。何でもあるものはありがたく頂くしかない。(でも今度はコーヒーフィルターでも持っていこうか。。)作った水でお茶を入れて一息ついた後、食当のMIKKOさんが食事を作ってくれる。今夜はモツ鍋+その後うどんだ。さすが料理の得意なMIKKOさんあんな水を使ったのに出来は最高でお店で食べる料理よりおいしく感じる。おいしい料理をたらふくご馳走になり後は寝るだけだ。さすがに昨晩ほとんど寝ていないこともありかなり眠い。寝袋を広げるとちょっそせまいが以外にも4人横になることが出来た。みな疲れていることもあり6時には就寝。明日の甲斐駒、天気はいまいちの予報だが登頂できるだろうか。

1月1日
4時頃起床して6時に出発。しばらく樹林帯を行くと仙水小屋を通過する。仙水小屋の水場は凍らずにちゃんと水が流れていた。仙水峠につくと眼前に甲斐駒が一望できた。アイゼンを着用して急登にとりつく。予報に反して天気もよく登るにつれて遠くの山々まで眺望がすばらしくなってきて要所要所ではtakeさんが645版のでかいカメラをこれまたでかい三脚にセットして夢中で写真を撮っていた。こんなに大きなカメラがあのザックの中に入っていたのか。。自分もところどころ一緒に写真を撮りながらゆっくりと登る。登りは思ったよりも時間がかかり昼前くらいに360度の展望の開ける頂上へ到着した。甲斐駒は5年ほど前に挑戦して天候不良で途中敗退していた山だったので登頂は初めてだ。雪は少なかったとはいえ厳冬期にこの山を登ることが出来て本当に感無量だ。頂上で写真を撮り一休みして下山する。途中水が切れてしまいちょっと苦しい下山となった。仙水小屋で渇いたのどを潤し水筒に水を汲んでテントサイトに戻る。楽しみな今晩の晩御飯はおでん+煮込みうどんだ。今晩も味、量、ともに言うことナシで最高だった。昨晩は全員同じ方向を向いて就寝したが肩のあたりが少し狭かった為今晩からちぐはぐに向きを変えて寝ることにする。

1月2日
昨日と同じ4時に起床してS.ALPSさんの待つ小屋に7時頃到着。昨晩はどこかのテントの宴会で夜中まで大合唱(山の歌から演歌まで様々)がテントサイトに鳴り響いたので睡眠不足気味だ。天気も悪くかなりの雪が舞っている。おそらく上は吹雪いているだろう。ただでさえ昨日甲斐駒から見た仙丈は雪に覆われていた。果たして登頂できるだろうか?高度を稼ぐにつれ風雪が強くなり途中でUCONさんに対風姿勢のとり方を教わる。突風によろめきながら結局小千丈まで行ったところでリーダーのUCONさんがこれ以上は危険と判断し引き返すことになった。頂上を踏むことは出来なかったのは残念だが吹雪の登山も又いい経験になった。はやめに下山してしたためS.ALPSさんHIMEさんの泊まる長衛山荘でくつろがさせていただくことにする。HIMEさんは既に小屋の方々と大の仲良しになっておられていて、そのおかげで皆料理や飲み物など振舞って頂き心温まる接待を受けた。小屋の方々にこんなに親切にしていただくのは初めてで感動してしまった。その後はテントに戻り絶品のカレーライスを頂いた後8時頃就寝する。

1月3日
昨晩の合唱団も昨日下山して行ったようで静かな夜でよく熟睡することが出来た。はじめは狭くて窮屈に感じたテント生活であったがすっかり慣れて帰るのが名残惜しい。小雪がパラつく中撤収し下山する。途中八丁坂で崖のほうから人の声らしきものが聞こえて一時的に捜索活動を行うも結局何も見つからなかった(なんだったのだろう?)あっという間に河原まででると結構な吹雪になる。来るときには無かった雪が積もってすっかり景色も変わっていた。最後の平坦な道が以外にも長く「車はまだか〜〜」と思い始めた頃ようやく駐車場に到着した。その後仙流荘でお風呂と食事をして帰路についた。
充実した楽しい山行でした。皆様有難うございました。記:kana





















                                                       NET山岳会”HALU”

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