ヒマラヤ山行記録H”C1”

ABCからC1:1日ABCでガイドと私は休養する。コックやキッチンボーイも料理の間はのんびりしている。9月14から前進キャンプの設営を始める。ABC(5700m)からC1へは殆ど雪の上を歩かない。20m以上も有りそうなセラック(氷塔が林のようになった氷河)の脇の岩くずの道を歩く。ここは例によって10cm下は氷だ。ところどころに小川があるが良く見ると小川の川床は氷。また池がたくさんある。小さいがクレパスも口を開けている。こんなところを2時間歩いて山頂から伸びる支尾根の南側の急斜面に取り付く。ここも南斜面なので雪はない。1歩1歩、ゆっくりゆっくり、ポレポレ(スワヒリ語でゆっくりの意)と呟きながら登る。ガイドとアシスタントガイドに早替わりしたコックは一人20kgくらいの物資を背負って「simizuサン、ユックリユックリネ!」と言い残して先に行ってしまった。喘ぎながらやっとC1に付いたらC1設営を終わった二人がまた「simizuサン、ユックリユックリネ!」と言い残してサッとABCに向け下ってしまった。C1は尾根の北斜面に厚く積もった氷河の上に張る。既にいろいろな隊のテントがひしめきあっていた。しばらく休んでABCに引き返した。もちろんユックリユックリだから日が暮れてしまった。でも氷河のサンセットを楽しめた(負け惜しみ) 記:ucon
 写真上:氷河の上にある池
 写真下:C1から見た山(多分7000m強)

               

               























                                                       NET山岳会”HALU”

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送