ヒマラヤ山行記録E”シシャパンマ/チョーオユー見ゆ”

9/7:ニレムを出発。車はトヨタのラウンドクルーザーだ。カーブの少ない未舗装の道を80km/hで飛ばして行く。回りの景色は緩やかな起伏の丘で木は一本もない。この日から10/12にネパール領に戻るまで木は1本も見ることはなかった。徐々に高度を上げると後ろの地平線に雪山が現れてきた。既にヒマラヤ山脈の間を通り抜けてしまったのだ。車が「ここが峠です}と言ってとまった。標高は4950mだった。昨日、ハイキングをサボった同行者達は頭が痛いと言って車から出ないが私は気分爽快、やはり昨日の5000オーバーのハイキングの効果は絶大だ。左後ろの地平線にはシシャパンマが聳えていた。でかい!高い!あんな高いところに登れるのか?自信が急速にしぼんでしまった。そこから2時間走ってティンリ(4300m)という小さな町に到着。町はシシャパンマ方面とエベレスト・チョーオユー方面から流れてくる川の合流点にある。午後からまた近くの丘(5000m)にハイキング。ホテルに荷物を置いてラサに繋がる道を少し歩くと右手の川の奥に二つのデカイ雪山が見える。以前チョーオユーに挑んで7800mで敗退したと言うドイツ人(名前はディック)が「左がチョモランマ(エベレスト)、右がチョーオユー」と教えてくれた。来た来た来た、とうとう来た。まだ登ってもいないのにその姿にサングラスの奥で涙が滲んで流れた。ボウゼンとただただ眺めていた。  記:ucon
 写真左:峠(最高点から見たシシャパンマ
 写真中:ティンリの町とチョーオユー
 写真右:ティンリのホテル
               























                                                       NET山岳会”HALU”

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