ヒマラヤ山行記録C”国境越え”

9/3:いよいよチベットに向けて出発。ホテルの庭にはバスやトラックが集結。エッ!俺一人にこんなに!と思ったらホテルから続々とチョーオユークライマーが出てきて乗り込んだ。そうだよな〜。カトマンズから東に進路をとり一旦標高700mまで下って(カトマンズは1300m)、今度はチベットから流れてくる川をさかのぼる。のんびりした田園から次第に断崖絶壁をくり貫いた道に変わったら対岸に渡る橋が見えてきた。ガイドが川の左の家並みがネパールでコダリ、右が中国(今後はチベットと呼ぶ)の町でザンムー(2800m)だと教えてくれた。国境は橋の中央で赤い線が引いてあった。この道はチベットとネパールやインドを結ぶ、ヒマラヤ山脈を越える唯一の道で、日本の林道と同じ幅の未舗装だが大型トラックが荷物を満載して行き交う。荷物は互いに橋の両側で降ろしておびただしいポーターが担いで橋を渡って積み替えていた。まさに国境を実感。チベットに入るとき制服を着たおじさんが噴霧器を担いでやってきて、人も荷物も容赦なく得体の知れない霧を掛けて行った。以前、雲南の昆明空港ではこんなことしなかったのに”意味あんのかよ〜!”
そして今夜はザンムーの安宿の大部屋に南アフリカ人、オーストラリア人、フィリピン人、ドイツ人(各1人)と一緒に詰め込まれた。実はこの4人が私の登山届け(対中国政府)上の同行者。まだ高山病にはならず安らかにお休みなさい。!  記:ucon
 写真左:カトマンズのホテル。
 写真中:中ネ国境の橋。左がネパール、右がチベット
 写真右:秋の草花(チベットは秋だった)























                                                       NET山岳会”HALU”

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