ヒマラヤ山行記録O”8000m2座登頂”

10/8:3時にC3をガイド、私、コックの順で出発。私だけオキシゾン使用。雪稜の登りですぐにフィックスが現れる。私とコックはユマールをセットするがどういうわけかガイドはゴボウで登っている。次第に傾斜がキツクなると目の前(頭の上)にガイドのアイゼンの爪がある。もし彼がずり落ちでもしたら俺の頭の上に乗るのは目に見えている。アイゼンで!。シュリンゲでプルージックを作って彼に渡すと「これは問題ない(訳)これは最高だの意味」と言って使ってくれた。これで安心。そうこうしている内にコックが遅れだした。心配になってガイドにオキシゾンを分けてやると言うが「問題ない」と言ってドンドン登って行く。ところどころに岩が出始めかなり傾斜はきつい。また雪のある所では昨日の風でフィックスが埋まり掘り出しながらでないと進めない。ラッセルや雪を書き落としながらでないと登れないところもあり、少し初登の気分が味わえる。とうとうコックの姿は見えなくなってしまった。急な100m位のクロアールを登るとナイフリッジの雪稜になった。頂上らしきところに小さなラマ教の旗が見えた。多分今シーズン最初に登ったシェルパが着けたのだろう。1歩1歩近づく。目が曇ってきた。涙が流れてきた。感情が一気に高ぶってきた。あと少しで8000m峰2座の連続登頂が完成する。あと数歩で!。頂上は人がやっと一人立てる広さしかない。ピッケルを頂上に打ち込んで、それにロープを結び、二人で頂上の両側にぶら下がって握手した。ありがとう、ありがとう。pasanngのお陰で達成出来た。ありがとうを連発する。ガイドも「私こそありがとう。初めて8000mの山頂に立つことができた。連続で2つも。嬉しい。shimizuさんが雇ってくれたお陰だし、simizuさんがストロングで頂上まで登ってくれたからガイドの自分も頂上に立てた」と言ってくれた。抱き合いたかったがあまりにも狭いので出来なかった。  記:ucon
 写真左:登頂して喜ぶガイド。パサン、俺の写真は????
 写真中:BCを撤収する各隊
 写真右:チャイニーズBCまで迎えに来たトラックとランクル























                                                       NET山岳会”HALU”

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