西丸・東丸(西丹沢)

日 時:1月28日(土)
参加者:sako、他1名
コース:八王子駅6:55⇒8:15富士吉田8:47⇒平野9:25→登山口9:48→高指山10:23→大棚の頭1:45→西丸12:05→13:05東丸13:25→14:35ピーク860m14:40→16:05林道16:15→水の木橋16:25→18:25丹沢湖18:46⇒19:30新松田駅前
記録:昭文社のエリアマップを広げると、大棚の頭の東南に西丸・東丸を含む東南に延びる尾根がある。気になる尾根で前から行ってみたいと思っていたが昨年12月に機会があり、登りにゆくことになった。が思う通りに下ることが出来ず、今回は再チャレンジ。
平野のバス停で降りたら東に伸びる車道を歩き始める。高指山の道標があり左に曲がるとまもなく登山口。高指山からは富士山がくっきりと良く見える。山伏峠への分岐を過ぎて階段を登りベンチの横に城ヶ峠・菰釣山・高指山の道標があるところが西丸の入り口。はじめは雑木林の間を歩いていくがまもなく背丈ほどもある笹の中に一筋の踏み後。見失わないようにたどりながら西丸に到着。南東に進んでいくと1時間ほどで東丸に到着。さぁーこれからが本番。お茶を飲み、逸る気持ちを落ち着かせる。12月の時は、南に進むはずだったのに踏み跡を見つけることが出来ず北に伸びる踏み跡を進んでしまった。今回は東丸に着く前に南に伸びる尾根をはっきりと確認し、南に向かうのだと決めて、よく見ると何で前回は見つけることが出来なかったと思うような尾根が見える。しばらく歩いていくと思い描いていた通りの景色が広がっている。これだー。間違いない。目標としていた860mのピークも良く見える。今回の山行は成功したようなもの。これが、大きな誤りだったのは後から思い知らされる。まもなく進んでいくと背丈を超える笹に覆われる。見えるはずだったピークどころか何も見えない。踏み後を頼りに進んでいくが不安になってきた。右に進路をとらないといけないのに右に行く道を見落としてしまったのではないか。振り返ると右に下りていく尾根が見える。間違えたのだ。引き返そう。元に戻り、尾根を下りていく。ところが、尾根が急になっている。こんなはずではない。おかしい。もう一度地図を広げる。いくらか展望が利くようになった周りをみわたすと、東側にピークにつながるカヤとの尾根が見える。さっきの尾根で間違いなかった。もう一度登り返す。やっとピークに着いた。今度は750m付近の分岐で右に進路取らないといけない。尾根の突き当たりにきた。左は暗い杉の林、右には雑木林、立ち止り右に目を凝らしていると、薄らと踏み後が見える。これだー。次は、650m地点で、最後の着地点を、見つけないといけない。この尾根に下りてみようYが先に降りていくがしばらくいくと沢の向こうに林道が見える。が、しかしここからは降りれないと言う。もう一度地図を広げてみると林道が曲がり、沢の手前と向こうにある。私たちは今ここにいるはずだから、後は出来るだけ下に降りて最後はロープで降りるしかないと決める。16時5分、無事に大棚の滝近くの林道に着地。明るいうちに林道につけてよかった。最悪の場合は一晩山の中ですごすつもりでいたのでまずは良かった。2時間あまりの林道を、今回の山行を反省し、そして四苦八苦しながらも何とかたどり着いた少しの満足感を胸に歩いた。ロープを持っていたのは心強かった。また、このルートは地形が複雑で、特に下る場合は高度なルートファインディングを求められます。安易に踏み込まない方が良いと思いました。   記録:sako

写真左:高指山からの富士山(山中湖は凍っていた)
写真中:西丸
写真右:東丸の先のカヤト



     コメント一覧
[ 1 - 10 件 / 3 件中 ]

真似するバカから一言。
3年前に東丸まで行った私は興味を持ってsakoさんの報告を読ましていただきました。そのとき時間の関係でピストンでしたので、数年後、退職したら今回のコースに行ってみたい私にとって非常に参考となる記録です。
 今回の大杉山(他の支部)も一昨年の麻綿原高原(本部)の事故も私が所属するクラブの遭難騒ぎで、自分もリーダーで年に6回ほど山行をしているのでに気をつけなければいけないと、大変教訓になリました。
(ただ、世間をお騒がせし、新聞にもリーダーの名前が出るので家内も心配してます。)クラブでは私同様にリーダーをやる人が100人くらいいて、年間1000回を越える山行があり、高年齢化しているのが現状です。いずれの遭難も60歳〜70歳のメンバーで、リーダーも高年齢で、脇が甘かったのではなかったのか?。
 平素から、山での事故はあくまでも自己責任と思っている私としてはは、誰もが自分の技量にあわせてコースを選定し、雷鳥さん同様自分で判断して歩いているのだと思います。sakoさん等は途中で何度も地図を見てルートを確認されてるし、ビバークも考えて行かれたことを読み、自分が行くときもその覚悟で行こうと参考となる記録で、ありがたく読ませていただきました。

siki-sansan  (2006/02/05 17:48:19) [コメント削除]

雪烏さん、アドバイスありがとうございます。
sakoさんと一緒に山を楽しんでいるuconと申します。ご指摘の点、ごもっともだと思います。私達も更なるレベルアップを目指して頑張りますのでこれからもご声援と忌憚のないご意見をお願いいたします。
ucon  (2006/02/03 21:20:33) [コメント削除]

山の地図に無いルート
基本的に山は自分でルートを判断して行くもの。丹沢の尾根はほとんどが人跡有り。多少やぶっぽいが。しかし、大杉山の遭難騒ぎがあるように安易にやぶルートは公表しないほうが良いと思う。教えたい気持ちはわからなくもないが・・バカが真似して遭難してからH.P.に書いてあった、なんていわれてもアホらしい。仲間うちだけで良し、とすべき、と思うのだ





                                                       NET山岳会”HALU”

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送