小金沢連嶺



日時  :06年1月20〜22日
山名  :小金沢連嶺
コース :
 (21日)上日川峠7:05→9:30大菩薩峠9:45→石丸峠→10:45小金沢山10:55→11:45牛奥ノ雁ノ雁ガ腹摺山→黒岳→14:35湯ノ沢峠(避難小屋泊)
 (22日)湯ノ沢峠7:00→8:00大蔵高丸→8:30ハマイバ丸→10:20大谷ヶ丸10:35→12:15滝子山12:25→15:35笹子駅
メンバー:mikko、sako、ばばちゃん、kana、ucon
記録  :
20日:平塚を19時に出発し相模湖経由で順調に塩山へ。今回はmikkoさんの車(本田の2000ccのオフロード車)がスタッドレスを履いたので高速も道案内(カーナビで)も楽々。やっぱり軽トラック(ブラボー)とは違うな。でも運転はちょっと恐〜〜!
駅前の塩山タクシーに寄り駐車場と仮眠室(タクシードライバーの仮眠室)を使わせていただいた。しかも只で!
仮眠室は寝具がないので自分の寝袋にもぐりこんで早速高いびき。夜中にKanaさんが横浜から着いたらしいがそれを知ったのは翌朝だった。塩山タクシーさん、ありがとう。読者のみなさん!あの辺でタクシーを使うときは塩山タクシーさんをお願いします。(一宿一飯?の恩義で宣伝です)
21日:朝起きると既にタクシーが待機していてくれた。早速5人が乗り込んで裂石の林道ゲート(冬は締まっている)まで行く。チラチラ降っている雪が10cmくらい積もっていた。
ゲートで支度してイザ歩こうとしたら軽トラックが来てなにやらゲートを開けている。すかさずmikkoさんが話しかけると上日川峠まで行くとか。mikkoさんが「乗せてって〜」と言うとおじさんがメロメロになって「いいよ〜」。5人全員が荷台に飛び乗った。軽トラは雪道をグングンと登ってあっと言う間に上日川峠に到着。2時間の歩きを覚悟していたのでラッキーラッキーの連発だった。mikkoさんはおじさんに「ありがとう」の一言でサッサと歩き出す。後の4人は深々と頭を下げて感謝の意を表した。
雪の林道を大菩薩峠に向かう。路面はツルツルに凍っていてその上に新雪がある。すべりながら峠に到着。写真を撮って本格的に雪が深深と降る稜線歩きを始める。ラッセルほどではないが道を見失わないよう観察とGPSを駆使して慎重に歩を進める。黒岳から湯ノ沢峠への下りは新雪の下が凍っているのでツル!ペタ、ツル!ドスンを繰り返して雪だるまになりながら下るが今回のリーダーのmikkoさんとサブリーダーのkanaさんは転ばなかった。流石!。いい加減飽きた頃リーダーに峠まであとどのくらいか聞いたら220mとのこと。喜びと半信半疑で付いて行ったら本当に220mで峠に着いた。GPSは凄い。リーダーも凄い。
小屋は峠の西側に50m行ったところにあった。今日は誰も居ないだろうと戸を開けると3つのザックがデポしてあった。残念。でも早速奥に5人分の寝床を確保し夕食の支度。小屋はガスを炊いてもガランとしているので寒い。しかし布団はふんだんにあるし、電気(蛍光灯)はあるしで快適そのもの。暫らくしてデポの主が帰ってきた。男性一人と女性二人の3人パーティー。いきなりその女性から「コンセントは何処ですか」と聞かれた?。キョトンとしているとここはホットカーペットがあるとHPに書いてあったとのことでカーペットは本当に2枚あった。コンセントもあった。が、カーペットは小さくてそのパーティーの2人の女性が使ってしまった。またまた残念。水も小屋脇の沢に流れているらしい。この小屋は本当に快適だ。
18時にはシュラフの上に布団をかけてお休みなさい。記:ucon

22日
起床は5時の予定だったが4時頃避難小屋から誰かが出発していく気配を感じて目を覚ました。「あの3人は随分早立ちだな〜」とまどろみながら考えていた。そして5時になり起きてみるとなんと昨日の3人はまだ横に寝ているではないか!では4時のあの気配は一体??自分は爆睡していたので気づかなかったが夜目を覚ました皆さんに事情を聞いて驚いた。なんと夜12時半頃に2人組のパーティーが避難小屋に到着して我々のすぐ横のわずかなスペースに寝ていたという。そしてその方々が4時に出発したのであった。スゴイ人がいるものだ!一体何処から来て何処に行くのだろうか??(UCONさんは写真家さんではないかと言っておられた)

 食頭のsakoさんにご用意いただいた餅入り雑炊を美味しく平らげて7時頃避難小屋を出発。昨日とは打って変わって雲ひとつ無い天気だ。雪化粧した木々が朝焼けでピンク色に染まりそれは見事な景色。大喜びで写真を撮りまくった。これだけ被写体が素晴らしければ1枚くらいTAKE先生を唸らすような作品が撮れるであろうと淡い期待を抱く。しかし後で撮影した写真を見て愕然。かなりの枚数で「ジップロック」(カメラの防水カバーとして使用)がレンズを覆ってしまっていたようで画角に写りこんでいた。。(皆さんゴメンナサイ!気になる方はトリミングして下さい!)

 避難小屋から終点の笹子駅までの間、富士山や南アルプスを眺めながら4座の山々を次々と越えていく。道は氷の上に新雪が積もってかなり滑りやすく度々尻もちをつきながら歩いた。(余裕の顔をしていた自分も実は最後尾でこっそりと転んでました!)トレースは無かったがmikkoさんがGPSを駆使して正確にルートをとってゆく。頼もしいリーダーであった。
 途中、大谷ヶ丸で曲沢峠という親しみの持てる道標が出てきて嬉しくなり写真を撮っていただく。そして今回の山行最後のピークである滝子山に登る。狭い頂上から歩いてきた道のりを見て良く歩いたな〜と実感。やはり縦走は楽しいねと皆で話す。山頂にいた方に写真を撮って頂き下山開始。沢沿いに降りてゆくが足元が凍っているために滑ったら沢の水にドボーンしそうで微妙に怖い場所が何箇所かあった。1時間半ほどで林道に着くとあとは駅まで舗装道路の長い道のりが続く。歩きながらみんなで「はやく軽トラ来ないかな〜〜」と話していたがやはりそんなにうまい話は無くきっちり駅まで歩くことになった。笹子駅から塩山に戻り車を回収して(親切な塩山タクシーさんにご挨拶して)帰路に着いた。

 今回は予想より雪が少なくせっかく準備したスノーシューを使わずじまいでその点は残念でしたが、2日目は天候にも恵まれ良い景色を眺めながらのんびりした山行を味わうことが出来ました。メンバーの皆様有難うございました。記:kana

         




     コメント一覧
[ 1 - 10 件 / 3 件中 ]

むむむ…。
朝焼け?ピンク色?くっきり富士?
むむむ…。行けばよかった!?
大菩薩峠の集合写真もナイスなアングルで!
take  (2006/01/26 0:36:37) 

むむむ…。
朝焼け?ピンク色?くっきり富士?
むむむ…、行けばよかった!?
take  (2006/01/26 0:33:32) 

お疲れの所を有難う
ホッとカーペットが使える山小屋が有るんですね。
私も、山岳小説が好きで新田次郎も良く読みました。
昨日は、NHKテレビの「氷壁」久しぶりに、気持ち集中してみました。
立山のホテルの夜の、ピューピューと言う風が泣く音を思い出しました。
氷壁とは言わなくても、山に登れたらどんなに幸せでしょうね。
享子  (2006/01/23 18:04:58) 
























                                                       NET山岳会”HALU”

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