小川山

日 時 :2005年11月5日
山 名 :小川山 
メンバー:kana他1名
記録:

中央高速の境川SAでSさんと待ち合わせし小川山に向かう。廻り目平のキャンプ場に着くとそこは周りを岩山に囲まれたとても日本とは思えぬ景色が広がっていた。はじめて来たが一瞬でこの場所が好きになってしまった。はやくあのカッコイイ尾根岩のどこかを登ってみたいと思ったがまずは親指岩にある「小川山レイバックに」向かう。なぜならグレードが5.9+でウォームアップにはぴったりだと思ったからだ。クラックなんて手がかりがあるんだからテキトーに手を突っ込んでれば腕力で何とか登れるでしょ?と思っていた。しかしそれは甘すぎる考えだった。結論から言うと取り付いてからわずか1mほどしか登れなかった。。トホホホ。実際登るだけなら何とかなりそうなのだがこのルートはナチュラルプロテクションといってハーケンやボルトは一切無く、クラックにセットしたカムでランニングビレーをとらねばならないのだ。これがことのほか難しくカムを選んだり、セットしているうちにすぐに腕がパンプしてしまう。「登るためにはカムの数が足りなさそうだね。うんきっとそうだね」と良い言い訳を思いついたので今回は諦めることにした。(多分数があっても登れなかったけど)非常に悔しい。テクニックとパワーをつけて絶対に再挑戦したいと思った。1本目でまさか?の敗退をしてしまい若干ヘコみながら比較的簡単そうなルートがある尾根岩2峰に向かう。ここでもまあとりあえず軽く上まで上がってみようか?とうい軽い気持ちでグレード5.8の「セレクション」に取り付く。このクラックは簡単でしょ?と半笑いで左側の短いクラックルートに取り付くとこれまた以外に難しく大苦戦。先ほどのレイバックで腕力を消耗してしまったことも原因のようだ。
しばらく頑張ったがこれ以上頑張りすぎると上に上がりきる前に力尽きるのではないかと本気で心配になってきたので左のフェースを登ることにした。こちらは簡単だろうと思っていたがやはりそんなことは無く、苦戦しながらA0でなんとかビレーポイントへ。2ピッチ目は長いスラブ(ダイヤモンドスラブ)をリードさせてもらう。ホールド、スタンス共に乏しかったがビビりながらも、スメアを効かせてなんとかだましだまし登っりきった。次の3ピッチ目は右手方向にトラバースしチムニーを上がる。ここは難なく超えることが出来た。4ピッチ目はクラック沿いに登るルートだったがすっかり自信を無くしていた為左のフェイスから凹角に進む。かなり緊張したがA0せずに登りきることができた。5ピッチ目はほとんど歩くような感じで進むとまもなく頂上へでた。後で調べるとどうやらオリジナルルートは5ピッチ目を大岩の下をトラバースし、最後に短いクラックルートがあるようだった。取り付きのクラックで敗退したり最後のトラバースを見逃してしまったり中途半端な感じではあったが、セレクションはクラックありスラブありチムニーありトラバースもありで非常に楽しいルートだった。是非又挑戦してみたい。記:kana

























                                                       NET山岳会”HALU”

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